柳宗理の見てきたもの。

投稿日 : 2013年11月21日

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日本民藝館へ行ってきました。

展覧会って、ついつい
始まってすぐには行かなくて、
終わっちゃう前に行かなくちゃって
駆け込みで行くことが多いです。

先日は詰め込みで2箇所、
回りました。
もう一箇所については
また後で。

一つは、
日本民藝館。

柳宗悦の民芸運動に
学生の時から興味があり、
何度も訪ねている場所です。

大谷石と漆喰と銀黒の瓦、
飴色になった木質が美しい
建物自体も大好きです。

所蔵品も、昔の民具から工芸品、
民芸運動に携わった人物たちの
作品など、彩り豊かです。

芹澤銈介の型染の時も
家族で行きました。
型染の装丁本などの特別展、
木喰仏や大津絵などの常設展、
共に子供たちも興味津々でした。

今回は、宗悦の長男で元館長の
柳宗理が世界中で集めてきた
コレクションを展示していました。

アジアやアフリカの
プリミティブな染織や仮面、土器など
「民俗的」というより「民族的」な
生き生きとしたものが多かったです。

工業デザイナー柳宗理の
「造形欲をそそるもの」とのことで、
日常生活では出会うことができない
面白いものが沢山ありました。

主婦としては、
柳家の食卓を彩った
器の展示が面白かったです。

民窯の古い焼物や、木工品や漆器、
富本憲吉や河井寛次郎、濱田庄司の作品など、
実際にテーブルにセッティングして
展示されていました。

娘が魅了されたのは
花紋折りという折り紙。
色とりどりで美しく、
自分でも作ってみたくなったみたいです。

今回も新たな発見のあった展覧会でした。

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