ご近所の高校茶道部で指導担当の講師をし始めて10年以上経ちました。
始めた当初は、ウチの子たちは小学生。高校生はちょっとお兄さんお姉さんで、子育て真っ只中の私にとって、学びの多い日々でした。
そして今は、ウチの二人は大学生と高校生。ついに年齢的には茶道部員たちを追い越し、私は部員たちにとってお母さんの年齢に。しみじみ感慨深い…。
性別、性格、興味の幅もそれぞれ…茶室内では様々な話題が出ます。講師の私が、いつも楽しませてもらっています。
卒業時に「進学先でも茶道を続けます!」と言う部員もいれば、全く違うサークル活動を始める卒業生、ウチでの自宅稽古に通い始める元部員…。
時にはふと思い出したように連絡をくれたり、こちらから連絡をしてみて繋がって…また会うことが叶うケースも。
先日も高校を卒業して数年経ち、すっかり社会人になった元部員2名が、「会いたい」と言ってくれました。
せっかくなので、お茶の準備をして、着物に着替えて迎えました。すると…嬉しいお土産を持参してくれました。
源吉兆庵の金魚というお菓子…!パッケージが金魚鉢の形のレース編み。可愛らしくて、思わず開ける前に写真を撮ってしまいました。
私が用意しておいたお菓子も食べたけれど、美味しいお菓子なんて幾つでも食べられちゃうよね?ということで、早速おもたせも頂くことに。
まぁるい水滴の中に、2匹の赤い金魚と小さな四角い水色が浮かんでいます。ほんのり青みがかった水滴は錦玉で出来ていて、金魚と四角は羊羹。
スプーンで掬って食べることにしました。ツルッと喉越しがよくて、夏らしいお菓子でした。
お菓子を食べながら、近況を聞きました。お仕事の話、一人暮らしをし始めた話、運転免許を取った話…頼もしい話がたくさん聞けました。
高校生当時の思い出話も出来ました。2人のうち1人は、当時思い出深い出来事のあった部員で、卒業後どうしているんだろう?と、時々勝手に思いを馳せていた私。近況が聞けたことが本当に嬉しかった…。
また会えますように…!どうかご縁が繋がったままでいてくれますように…!