表紙の輝く波の写真が印象的
「ふがいない僕は空を見た」は
R18文学賞だというから、ちょっと
そんな気分になれないので、これに。
三人の主人公それぞれの過去が
三章に渡って描かれ、最終章で
それぞれの物語が絡み合い、
共に結末に向かう。好きな構成。
三人の背負った不幸が
ドラマティック過ぎるとはいえ、
薄く重なる経験を思い出して、
ちょっとずつ共感できた気がします。
現実を生きてるのに、
どこにも実感が伴わない感じとか。
ラストは思い描いたストーリーとは
ちょいと違ったけど、
おばあさんと雅晴がいてくれたから
よかったなぁと思えます。
自殺したい人が読むといいけど、
そういう人は手に取らないだろうな…
自殺を止めたい人が読むといいか…
「ふがいない…」も、いい意味で
似た感じだと、他の読者の感想。
地区図書室にあったし、敬遠しないで
そのうち借りてみよう。。。