お重を片付けます。

投稿日 : 2014年1月4日

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三が日が終わったら…

塗り物がとても好きです。漆のツヤに、いつも惚れ惚れしてしまいます。

会津塗の胴張三段重は、嫁入りの時に実母が持たせてくれたもの。実家で使っていたものとお揃いを用意してくれました。

蒔絵も豪華でいいですが、シンプルな塗りものは料理を引き立たせてくれる気がします。

三が日が終わり重箱の中が空いてきたら、残りは違う器に移して、お重は片付けます。

柔らかくキレイに洗ったら、すぐに三回乾いた布で拭きます。まずは水分を取るために。二回目は湿気を残さないように。最後は、指紋を残さないように。ばあば直伝です。

風通しの良いところ、ウチは床の間にある地窓の前に置いて、乾かします。乾きすぎは漆に悪いそうですから、窓のそばに長く置いてはいけないみたい。少ししたらひっくり返して、窓から離れた場所に。丸一日干して、吊り戸棚の奥にしまいます。ばあば曰く、湿度の高い季節なら、数日干すほうがいいのだとか。

ものが溢れる豊かな時代とはいえ、1つひとつに感謝して、大事にしたいです。