不思議と、物語中の会話が
フランス語で喋ってる感じが
伝わって来た。
聞くところによると、
翻訳なさる作家さんなのだとか。
ちなみに、
私にこの本を勧めてくれた友達は
語学関連の仕事をしているのです。
一度フランス語で書いてから
日本語に訳してるみたい、
という友達談に納得です。
だって、
「ペタンクの素晴らしい投げ手」
とか、日本語っぽくないよね(^^;;
淡々とした文体、好きです。
頭の中でフランスの田舎の風景を
思い描きながら読みました。
なんだか、私自身が真っ白になって
考えさせられてしまった感じ。
描かれる風景は、
ちゃんと色んな色が使われてるのに、なんとなく、
白からベージュ、グレーの
グラデーションのイメージが浮かぶ。
不思議な浮遊感と清潔感。
もう一度、読みたい。
海辺の崖から、
カマンベールチーズを投げたい。