<ばあば直伝>たまには一対一で。

投稿日 : 2017年6月8日

「いつも、きょうだい一緒」じゃない方がいい。

ウチの子たちはお姉ちゃんと弟の二人きょうだいですが、ふたりを育てるに当たって、ばあばに言われたことの一つは、いつも「ふたり」でセットにしないということ。

出かける時やご飯を食べる時など暮らしの中のいろいろな場面で、ふたり一緒に行動させることって多いです。そうすると、どうしても甘え上手な子と手をつなぐ時間が長かったりおしゃべりが好きな子の話を聞いてあげる時間が多くなったりして、もう一人に我慢させていることに気がつかないということも。。。

親にとっては、「二人」の子ども。だけど、子ども一人ひとりにとっては、たった一人のお父さん、お母さんなんですよね。

ウチの場合は、弟が甘え上手でおしゃべり大好き。お姉ちゃんは自分から遠慮してしまう性格です。それを見て、ばあばはよく、お姉ちゃんと一対一の時間を大事にしなさいねとアドバイスしてくれました。

子どもたちが小さい頃は、弟のちびっ子がお昼寝している時間に、手のかかる家事を済ませたい!という大人の事情でバタバタしてしまいがちでした。でもばあばのその言葉を思い出して、「ハッ」とさせられました。一人遊びするお姉ちゃんを「ねぇねぇ、ちょっと一緒におしゃべりしよう」なんてソファに誘って、隣同士に座ってのんびり話したり。一対一の時間を意識するようになりました。

小学校に上がってからは、帰宅後必ず「今日はどんなことを学校でしたの?」と、学校での出来事を聞くようにしました。そのうち、こちらから話かけなくても、「ねぇお母さーん、今日こんなことがあってねー!」と話してくれるようになりました。

お姉ちゃんがしゃべりだすと、まだ言いたいことの半分も言ってないというのに、弟が負けじと「僕もこんなことが…」と割り込んでくることもしばしば。そういう時は「ちょっと待ってね、今、お姉ちゃんの話が終わってから」と。お姉ちゃんとのおしゃべりがすっかり終わった後は、「それで?〇〇くんと遊んだ時、どうしたんだっけ?」と弟の話の続きを聞くのも忘れないように…。

ふたりとも小学校に上がって以降は、出かける時に時々、親1人と子ども1人で一対一で出かける時間を作ったりしてみています。
近所に買い物に行く時にどちらかだけを誘って付き合ってもらったり、短い時間のこともあります。でも、そんなちょびっとの時間でも、いつもは打ち明けような気持ちが聞けたり、一対一の効果は絶大です。

前に、子沢山で有名な芸能人のママが、雑誌のインタビューで「たまに一人ずつ誘い出して二人きりで出かける」と話していて、「お!」と嬉しくなりました。その方は子どもが大きくなっても、親子関係・兄弟関係ともに順調だそうです(^ ^)

子どもの立場になってみれば、そういう時間が嬉しいのは当たり前ですものね。これからも、大事にしていきたいなと思います。