ローストポーク。

投稿日 : 2013年10月22日

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アリスを見習ってシンプルに。

割と最近、新聞の書評に紹介され
手にとった本。

「美味しい革命
アリス・ウォータースと
<シェ・パニース>の人びと」

ファストフードを生み出した
合理主義的なアメリカの食文化の中で
世界初のオーガニックレストランを
カリフォルニアにオープンしたアリス。

今となっては、全米ナンバーワンの
奇跡のレストランと評価されているとか。

彼女のすごいところは
経済的な成功を求めたのではないところ。
美味しいものを広めたいという熱意を持ち
採算度外視で数十年も続けてきたところ。

有機栽培、地産地消、ロハス。
今は当たり前のように語られるけれど、
アリスが起こした革命が元になったのですね。

彼女の料理は決して凝ったものではなく、
有機畜産・栽培された新鮮な素材を
シンプルに調理して
美味しさを引き出したもの。

本を読み終わってから、
NHKのBSでアリスについて
放映されていると知り、観てみたり。

なかなか、共感します。

感化されて、今日の晩ご飯は
シンプルじっくり調理。

ローストポークです。

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アリスは、骨付きの豚ロース塊肉に、塩と
フェンネルの花粉とチリをまぶしてました。

むー、やってみたい。。。
「花粉」ってとこがいいよね。
香りがいいのだとか。

とはいえ、とりあえず家にはないので、
ひとまず美味しい豚ロース塊肉に
天然塩をすりこんで黒胡椒とローズマリー。
普通だなぁ。まぁ、今日のところは仕方なし。

まずは表面をこんがりグリルで焼いて、
焦げないようにアルミホイルで包んで
1時間近く、じっくり焼きました。

豚肉は脂をしっかり焼くと
香ばしくて美味しくなるよね。
カリッと焼けました。

焼き上がってから、
肉汁が落ち着くまで休ませるのは
ローストビーフを作る時と同じ。

慌てて切ると、肉汁がお皿の上で
溢れ出てしまいます。
休ませている間に、お肉はしっとり。
食べるとき、ジューシーに。

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1cm位の厚みに切って
ナイフとフォークで頂きました。
写真は娘のお皿。

付け合せは、
・万願寺とうがらしのグリル
・皮付きチビジャガ素揚げ(ハーブ塩)
・ツナともやしの胡麻和え(オリーブ油風味)
・カボチャのほっこり煮
・レンコンチップ(子供がハマり中)

万願寺とうがらしは、
ご近所の農家の即売所で
中秋真っ只中でもまだ売ってます。
しかもまだ美味しい。地産地消(笑)

アリスの哲学、
ココロに留め置きたいです。

eat locally & sustainably
eat seasonally
shop at farmer’s markets
plant a garden
conserve, compost & recycle
cook simply
cook together
remember—food is precious