アリスを見習ってシンプルに。
割と最近、新聞の書評に紹介され
手にとった本。
「美味しい革命
アリス・ウォータースと
<シェ・パニース>の人びと」
ファストフードを生み出した
合理主義的なアメリカの食文化の中で
世界初のオーガニックレストランを
カリフォルニアにオープンしたアリス。
今となっては、全米ナンバーワンの
奇跡のレストランと評価されているとか。
彼女のすごいところは
経済的な成功を求めたのではないところ。
美味しいものを広めたいという熱意を持ち
採算度外視で数十年も続けてきたところ。
有機栽培、地産地消、ロハス。
今は当たり前のように語られるけれど、
アリスが起こした革命が元になったのですね。
彼女の料理は決して凝ったものではなく、
有機畜産・栽培された新鮮な素材を
シンプルに調理して
美味しさを引き出したもの。
本を読み終わってから、
NHKのBSでアリスについて
放映されていると知り、観てみたり。
なかなか、共感します。
感化されて、今日の晩ご飯は
シンプルじっくり調理。
ローストポークです。
アリスは、骨付きの豚ロース塊肉に、塩と
フェンネルの花粉とチリをまぶしてました。
むー、やってみたい。。。
「花粉」ってとこがいいよね。
香りがいいのだとか。
とはいえ、とりあえず家にはないので、
ひとまず美味しい豚ロース塊肉に
天然塩をすりこんで黒胡椒とローズマリー。
普通だなぁ。まぁ、今日のところは仕方なし。
まずは表面をこんがりグリルで焼いて、
焦げないようにアルミホイルで包んで
1時間近く、じっくり焼きました。
豚肉は脂をしっかり焼くと
香ばしくて美味しくなるよね。
カリッと焼けました。
焼き上がってから、
肉汁が落ち着くまで休ませるのは
ローストビーフを作る時と同じ。
慌てて切ると、肉汁がお皿の上で
溢れ出てしまいます。
休ませている間に、お肉はしっとり。
食べるとき、ジューシーに。
1cm位の厚みに切って
ナイフとフォークで頂きました。
写真は娘のお皿。
付け合せは、
・万願寺とうがらしのグリル
・皮付きチビジャガ素揚げ(ハーブ塩)
・ツナともやしの胡麻和え(オリーブ油風味)
・カボチャのほっこり煮
・レンコンチップ(子供がハマり中)
万願寺とうがらしは、
ご近所の農家の即売所で
中秋真っ只中でもまだ売ってます。
しかもまだ美味しい。地産地消(笑)
アリスの哲学、
ココロに留め置きたいです。
eat locally & sustainably
eat seasonally
shop at farmer’s markets
plant a garden
conserve, compost & recycle
cook simply
cook together
remember—food is precious