多磨全生園。

投稿日 : 2015年5月2日

映画公開前の遠足。

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映画「あん」
5月30日に公開されます。

先週、原作者のドリアン助川さんの呼びかけで、東村山市にある多磨全生園への「遠足」があり、小学生の子ども二人と参加しました。
特定非営利活動法人IDEAジャパンの理事長、森元美代治さんが、国立ハンセン病資料館から園内ぐるりとご案内くださいました。

この一週間、ブログに書こうと思って何度かパソコンに向き合ったのですが、うまく書くことができませんでした。そして、今日もやっぱり。。。
私が言えることは、何もなさそうです。

多磨全生園を、訪れてください。
小説「あん」を、読んでください。
映画「あん」を、観てください。

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桜くらいはせめて自由に…。元患者さん達が一度も剪定せずに育てた、園内のソメイヨシノ。この伸びやかさが、本来の生命力の現れ。花は終わっていましたが、今まで見たどんな満開の桜より、心に残りました。

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園外へ出ることは許されず、大勢の患者さんの暮らしの全てが、園内で行われていたといいます。お金も、日本の通貨ではなかったのだとか。。。

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8人部屋での苦しい生活を強いられた寮。当時の姿のまま、復元されています。

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ドリアンさんから子どもたちに、難しかったでしょう?と優しく声掛けして頂きました。これからを生きていく子どもたち。何かしら、心に残ってくれていればと願います。