子どもとアート。

投稿日 : 2018年10月30日

芸術の秋。

ウチの子どもたちも、成長するに従って、それぞれ好みがはっきりしてきました。

特に面白いなと思うのが、アートに関する好みです。

今のところの傾向としては、中2の娘はデザイン、小6の息子は現代アートに興味を持っているように思います。

娘は小さい頃から、細かなところに視線のいく子どもでした。
遊んでいても、何か一箇所気になるところがあると、そこばかり集中してしまうような。

美しい作品についても、例えばこの絵のこの部分が好きというような、ディテールにばかり目が行くようです。

娘の描く絵や、作った立体も、細かな細工が施されて、なかなか凝っています。

それに対して息子は、ハッとさせられる経験をさせてくれる作品が心に残るようです。

現代アートの中でも、コンセプチュアルな作品について話すと、目がキラキラしてきて、ワクワク感が伝わってくるようです。

先日のバンクシーの絵画の件以降、アートの話題が家族の会話にあがる中、ダミアン・ハーストの作品について話した時の食いつきようったら…。

違いが見えて来ると同時に、共通点も浮かび上がります。それは子どもならではの遊びゴコロがあること。

娘が小3の頃に描いた絵は、絵の中に額縁が描かれていました。小6の時の鉄を打ち出した作品は、柔らかそうな「布」という作品だったり。

魚好きの息子が小4の頃に作った木製のギターは、シュモクザメ(ハンマーシャーク)の形だったし、小5の時の陶芸作品は、庭の散水ホースを形作り、ガラス釉の部分をホースから飛び散る水に見立てたり。

子どもの発想の豊かさには、毎回驚かされます。きっとウチの子だけじゃなく、子どもって大人の思いもよらない想像力+創造力がありますよね。子どもって偉大です。

子どもはどうしたって少しずつ大人になるけれど、そういう豊かさは大事にしながら育ってほしいものです。