IKIGAI。

投稿日 : 2018年10月24日

幸せな生き方。

平均寿命が伸びる「人生100年時代」を幸せに生きるためにというテーマで、茂木健一郎さんへインタビューした内容が10月22日の日経新聞に掲載されていました。リンクはこちら

キーワードとして、茂木さんが著書のタイトルにも選んだ「IKIGAI(生きがい)」という言葉を挙げ、日本人らしい幸せな生き方とは、成功や名声を目的としたものではなく、自分の役割の中にやりがいや生きる喜びを見いだすことにあったはずだといいます。

この生き方は海外でも評価され始めており、茂木さんの著書「IKIGAI 」は30か国、28言語で出版されるというので、驚きです。へぇと思い調べてみると、WikipediaにもIKIGAI=a reason for beingと載ってました。。。知らなかった。

茂木さんのインタビューの中で、私の印象に残った部分はこちらでした。

脳科学的に言うと、脳は他人のために何かをすることと、自分のためにすることをほぼ同じようにうれしいと感じます。自分が幸せになるには、他人のために何かできるか考えてみることも大事なのです。他人を喜ばせようと自分が学ぶことは他人のためになることであり、世の中に貢献することで感謝され、回り回って自分が幸せになるのです。利他性は結局自分の幸せを呼び込むことになるのです

脳科学的に…とか言われると、そんなことまで脳科学的に分かっちゃうのか…とか思いますけれど。でも確かに、人を喜ばせることって嬉しいですよね?喜ぶ顔が見られたら、自分までにっこり笑顔になりますよね。

家族の中では、特に、小6の息子が、人を喜ばせたい気持ちが強くように思います。

小さい頃からよく、美味しいものを食べると、「おいしいよ!ひとくち食べて!」と無理矢理にでも私や主人やお姉ちゃんの口元に、その美味しいものを差し出してきました。そうだよね、「ホントだ!美味しいね!」と言われたいんだよね。

学校であった楽しい経験など、お笑い芸人がエピソードトークをするように、楽しそうに話してくれます。「今日ね、理科の授業中にね、先生が…」とか、「公園で〇〇くんが…」とか。本人が笑っちゃってて、何が楽しいんだかよくわからないまま、笑ってる姿を見てこちらまで笑っちゃったり。そうだよね、一緒にゲラゲラ笑いたいんだよね。

そして、母としては、ちょっと反省しました。

「ひとくち食べて!」と言われて、「お腹いっぱいだから、いらないや」と断ってしまったこともあります。今度は、ほんのすこ~しだけでも食べよう。。。

「あのね、今日面白いことがあってさぁ…」と話し始めて、「ちょっと待ってね、忙しいからまた後で」と先延ばしにしてしまったこともあります。なるべく後で、「そういえばさっき言ってた面白いことって?」と聞くようにしていますが、きっと忘れちゃうこともあっただろうなぁ。息子の気持ち、もっと大事にしなきゃいけないな。。。

一緒に喜ぶと、一緒に幸せになれる。こんな嬉しいことってないものね。