分かりきったことのはずが。
父が亡くなりました。7年間の闘病の末で、覚悟は出来ていたはずですが、やはり堪えます。
このところ、どうしても「時間」に関するコトバばかり、目に留まってしまいました。
メモの代わりに。
時間とは何であろうか。誰も私に問わなければ、私はそれを知っている。だが、誰か問う人がいて、その人に説明しようとした時には、私はそれを知らない
アウグスティヌス
キリスト教哲学者 4世紀
1週間という表現で捉えた瞬間、時間は塊になる。しかし本当はその一瞬一瞬が異なる感覚で満ちているのに、僕らはそれをはっきりとは思い出せない。
都甲幸治
早稲田大学教授 朝日新聞10/6朝刊 保阪和志著「ハレルヤ」書評
「詩は本質的に一行も無駄がない。逆に、小説はほぼ無駄なものばかりなんです」(中略)
自分の人生が、一瞬も無駄にできない時間の積み重ねだと考えるならば、僕は生きるだけで緊張してしまうだろう。
自分の人生を小説にするとしたらどうだろうか。文章にもならない無駄なことだらけではないか。
そう考えると、なんだか気持ちが楽になった。
後藤正文
ASIAN KUNG-FU GENERATION ボーカル 朝日新聞10/31朝刊「後藤正文の朝からロック」
えーえんとくちからえーえんとくちから永遠解く力を下さい
笹井宏之
歌人 享年26歳