タージ・マハルというバラ。

投稿日 : 2015年6月6日

素敵な花材に心躍ります。

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自宅での華道教室。
先日の子ども向け教室の花材は、バラでした。

名前はタージマハル。中央にいくにしたがって色が淡くなっていくのが美しいです。
葉は大きく、緑色が深くてツヤがあります。
こういうタイプのバラは見た目の華やかさに反してあまり香らないことが多いのですが、タージマハルは違いました。顔を寄せると、バラらしい甘い香りがします。

淡い緑の実がたくさんついているのはサンキライ(山帰来)。
ちょっとした山林にはよくある、棘のある蔓性植物です。
毒消しの作用があるそうで、山から無事に帰ってくるために役立つから「山帰来」なのだと聞きました。

秋になると実が鮮やかな赤になるので、リースの材料としてもよく見かけます。
この時期、青々した葉の影で淡い緑の実が美しいです。

小5の娘も一緒にお稽古して、玄関に作品を飾ります。
投入(花瓶に生ける生け方)で生けた生徒さんは、高さの出るアレカヤシの葉も入れましたが、娘の作品は今回は盛花(剣山を使う生け方)。バラとサンキライの二種だけで、脚付きの器に生けました。
サンキライの実が重くて揺れるので、難しかったようですが、なんとかまとめたという感じ。

最近の温かい気候では花持ちが悪いので、特にバラなどは水揚げのために度々ケアしてあげなければなりませんが、それも勉強。葉っぱごと盥の水につけて、水の中で茎を切り直して、毎日しっかり水揚げしてあげなくちゃね。

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