床の間で花見。

投稿日 : 2014年3月10日

th_DSC02507

一足早く、桜を活けました。

私が習っている古流では、格式の高い「お生花(おせいか)」というのがあります。剣山を使う「盛り花」、壷や花瓶を使う「投げ入れ」などの「瓶花」とはまったく違う技術です。私はまだお生花のお稽古を始めたばかり。駆け出しです。

今回の花材は「桜」。駆け出しにはとても難しい花材だそうです。。。記録として写真を撮ったので、ものすごく下手ですけど載せてみます。全体像は恥ずかしいから小さい写真にしちゃうけど。

だって、なんといっても桜です。春の喜びが溢れんばかりにどんどん咲いていく姿、誰かに見せたくなります。

桜にも色んな種類があって、お正月頃から3月まで長く出回るのが啓翁桜(ケイオウザクラ)。そういえば、お正月に行った東京ステーションホテルに、大壺に一種活けをした啓翁桜が、暖炉の両脇に対で活けてありました。元旦に満開になるように年末に活けるんですと、ホテルの従業員の方がおっしゃっていました。

今、多摩西部でも満開になっているのは、河津桜(カワヅザクラ)。大振りの濃いピンクの花が下向きにたくさんついて、花やかですよね。河津では2月末にはもう満開になるみたいですが、こちらはそれから半月遅れ。毎年花粉症に負けるもんか!とお花見に行きます。

同じ早咲きで、萼が長くて小振りなのは丁字桜(チョウジザクラ)。華奢でこれもまたステキです。

th_DSC02510

桜が来てしまったので、3月3日までお雛様と一緒に飾られていた桃の花と菜の花は、廊下の窓の下へ移動しました。こちらは小3の娘の「投げ入れ」作品。

春のお花はなんとも華やかです。家中がお花で満たされて、幸せな気分にならないはずはないですよね。