20Aの暮らし。

投稿日 : 2014年3月18日

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家族四名一軒家、これで充分。

先日古い友人と何気に節電の話になり、ウチのことを話したら、驚いてくれました。ウチみたいな暮らしは、とても珍しいみたい。

主人と私、小学生の子供二人の我が家。電力会社との契約アンペアは、もうずっと20Aです。
元々、主人が一人暮らしの時に、20Aに契約を減らしました。主人曰く、東日本大震災よりずっと前の当時、電力会社の方は「アンペアを減らすと頻繁にブレーカーが落ちて不便になりますよ」などと言って、アンペアを減らす工事をなかなか引き受けてくださらなかったとか。
とはいえなんとか減らしていただきしばらく暮らした後、結婚、子供が生まれ、もう一人生まれました。暮らしは日々変化していきました。

不便になったら契約を増やしてもいいかなというくらいの軽い気持ちで始めたこの生活。不便どころか、楽しくなってきちゃったのです。

例えば…
電子レンジとトースター、アイロンとドライヤー、エアコンやこたつなど、熱に関わる電化製品は、同時に二台は使いません。
ものによってはギリギリ20Aでも間に合うのかもしれませんが、家族の皆が意識して使わないようにしています。

朝ご飯の時、ハムチーズトーストをトースターで焼きながら、マグカップに入れたココアを電子レンジに…とはいきません。
時間差で使う、片方はガスコンロを使う、違うメニューにするなど、工夫すればいくらでも可能です。
家族の協力体制も大したもので、うっかり二つ動かしていたりすると、娘がすかさず「お母さん!ダメダメ!」とトースターを切ってくれたり。

ついうっかりして、ブレーカーが落ちてしまう事も、一年のうちに数回、あります。
でもその時は、電気使い過ぎた!と反省する。だからちょうどいいんです。
私みたいな傲慢な人間、時には戒められる時間が必要です。この反省もその一つ。

奇しくも、東日本大震災が起き、東日本一帯が節電の流れに入った時、新聞などのメディアでも、どのように節電するかが記事になりました。
でも、その記事で勧められていることは、全てウチでやっていることばかり。改めて節電するほど電気を使っていなかったのでした。

例えば。。。
ご飯…電気炊飯器はないので、ガスで圧力鍋で炊いて保温したり簡単なオヒツで保存する。
お湯…電気ポットはないので、薬缶で沸かして、保温用のポットに入れる。
お風呂…風呂釜の燃料は灯油。家の外にタンクがある。冬なら20分、夏なら5分などと、自分でお風呂場の壁にあるタイマーを回して沸かす。追い炊きも、入りながらお風呂場のタイマーを回すだけ。自動ではないけど、その日の水道水の温度や気温に敏感になり、それはそれで楽しい。

まだまだ他にも、節電していることがあるかな。我が家ではこれがスタンダードなので、どれが節電的行動なのか、よくわからないのです。

朝日新聞の独身男性記者が、震災後に5A生活を始めたのが記事になり、その後も続報が時々載るので、ちょっと楽しみに見ています。冷蔵庫を持たない生活、さすがにウチはそこまではマネできないなぁと思っているのでした。
今度結婚するんですって。結婚後の続報も楽しみにしています。

節電生活、楽しいですよ。始めてみませんか。