お庭のトンボ。

投稿日 : 2015年4月26日
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季節はずれの「勝ち虫」くん

この春、晴れた日のウチの庭では、ソーラーで動くトンボがパタパタ飛んでいます。実家の母が、息子が喜ぶだろうとプレゼントしてくれたのですが、何故か赤トンボ!(季節感は…汗)
「チョウチョを買ってあげたかったんだけど、売り切れちゃってたのよ〜」うむ。。。息子は大喜びだし、母の気持ちが嬉しいので、赤トンボだけど元気に飛ばしております(笑)。

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トンボ(蜻蛉)は、日本では縁起物としてとても愛されています。

別名は「勝ち虫」。古事記の歌に詠まれたのが最初という説もあるくらい、古くから尊ばれたようです。他の害虫を捕食する強い虫である上、前へ飛んで退がらないところが、武士に好まれたといいます。言われてみれば、甲冑などの武具や装飾品のモチーフとして使われているものを、たくさん目にします。

ちなみに、先日podcastでラジオ版学問のススメを聞いていまして、ファーブル昆虫記の翻訳をなさっている奥本大三郎さんのインタビューが面白かったです。トンボは、英語ではドラゴンフライと呼ばれていますが、ここからトンボが忌み嫌われている様子が分かるというのです。

日本の竜は中国がルーツ。神獣や霊獣として信仰の対象にもなった存在。その発想から、ドラゴンってかっこ良くていいじゃない?と思いきや、ヨーロッパのドラゴンはちょっと違う。羽根の生えた火を吹く肉食獣で、邪悪な生き物の象徴として使われることが多いのですって。ドラゴンフライという名前も、不吉な虫につけられた名前。

アールヌーボーのモチーフにもトンボが沢山使われているけれど、あれって本当に革新的なアートだったわけね。

「ドラゴンフライ→カッコイイ名前→トンボってやっぱりどこの国でもカッコイイ虫」という随分前からの発想が、恥ずかしながらここにきて改められました。

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