長い目で見てみれば。
子育て真っ只中のママにとって、子どもの生活時間に合わせて一日を過ごすのが当たり前。
そうすると、いつの間にか…
今日しゃべった相手は子どもだけ、とか、今日はどこへも出掛けなかった、とか…
子どもがいるから、遠出をするのを渋ったり、子どもがいるから、ゆっくり自分の時間がもてない、なんて…
社会的には何も行動できていない自分に気付いて、なんとなく嫌悪した、なんて話、時々聞きます。
私がそういう気持ちにならないで、今日までこられたのは、ばあばの一言のお陰でした。
「子育ては一大事業なのよ」というもの。
子どもとの関わり合いをどんな風にするかによって、その子がどんな人生を歩む事になるのかが変わってくる。いくらでも、変えられる。
食べ物に興味をもってもらいたかったら、日々の食事の中で、少しずつ食育をしていけばいい。
健康な人になってもらいたかったら、親が実際に健康を気遣って生きている姿を見せたらいい。
活字嫌いにならないで欲しいなと思ったら、絵本の読み聞かせをして、本を身近に感じてもらえばいい。
子育ては、その子の人生の可能性を育てている。
結果が出るのは、数十年後、その子が大人になって、人格がしっかり形成された頃かもしれない。
もしかしたら、もっと先、その子が人生を終える時、良い人生だったと思えるかどうかという時かもしれない。
その子が、立派な大人になったら、いつか社会で活躍して、素晴らしい貢献の出来る人間になっているかもしれない。
そうしたら、そのときは、この一大事業の大成功と言えるのかも。
近視眼的に見てしまうと、ただただ日々を子どもと二人だけで過ごしているような気がしてしまうかもしれないけれど、もっと長期的に、遠い未来を見据えたら…
子育ては立派な、社会的事業、なんです。よね?ばあば?