江戸東京たてもの園。

投稿日 : 2016年1月4日

お正月、和服のお出かけ。


今年のカレンダーだと、お正月休みはピッタリ三が日まで。3日の日曜日、関東はお天気が良くてあたたかときた。これはもうお出かけのチャンス!とばかり、家族で出かけたのは小金井公園内にある「江戸東京たてもの園」です。

江戸東京たてもの園は、江戸東京博物館の分館としての位置づけにある野外展示博物館で、東京に残された歴史的な建造物を移築展示している施設です。愛知にある明治村よりも敷地の規模としては小さいので、公共施設のような大きな建物もなければ汽車も市電も走っていませんが、個人の住宅や古民家の軒数はなかなかなもので、建物内を二階まで見学できるなど、ここならではの良さがあります。

古民家好きの私にとっては、若い時にアルバイトをしていた懐かしい古巣です。当日はボランティア・ガイドはおらず「じゃ、お母さんにガイドしてもらおう!」との声がかかれば、もう、腕まくりです(*^^*)


荒物屋の店先にて。「ちょいと、おじちゃん、そこの大きな盆笊くださいな」

近くにあるスタジオジブリの方がアニメの舞台の取材に来たり、背景画の参考にしたりすることも。お風呂屋さんが舞台のあの長編アニメは、あれ、この建物は…と思うシーンが満載なのです。

商店街の下町ゾーンもいいですが、子どもたちが喜んだのは、山の手通りや古民家の住宅地。外観は洋風の住宅内、応接室はビロードのソファのある洋間なのに対して、茶の間や日常の暮らしの場は和室だったりして…。古民家では、囲炉裏にあたるふりをしてみたり、広い畳の続き間を歩き回ったりして、楽しみました。

4人揃って着物なのがちょいちょい人目を引いたようで、何人もの方に「いいですねぇ〜」と声をかけられ、子どもたちもまんざらでもない気分のようでした。観光客らしき外国人の方には、写真を撮られてしまいました。えへへ。

前川国男という有名建築家の自宅前、陽気に誘われたように紅梅がほころんでいました。小金井公園は桜の名所だもの、暖かくなったら、また遊びに来たいな。