<ばあば直伝>TPOって、なに?

投稿日 : 2017年6月11日

TPO、どのように考えてますか?

ばあばに教えてもらうことは、子育てのことだけじゃありません。普段の暮らしのいろんな知恵、人さまへの礼儀、夫婦のあり方、立場の弁え方。。。

ばあばと出会って、「ハッ!私の今までの考え方は違ってる!」と気づかされたことはたくさん。
その一つが、服装のTPOでした。

そもそもTPOとは…(Wiki、教えて!)

Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合。Opportunityと使われることもある)の頭文字をとって、「時と場所、場合に応じた方法・態度・服装等の使い分け」を意味する和製英語。

「VAN」ブランドの創始者である石津謙介さんが考えた概念なのだとか。へぇ、日本だけのものなのね。

結婚前の私が思っていたTPOは、
「ふさわしい服装をするようにして、恥ずかしくないようにしなくっちゃ!」

例えば、友達の結婚式で、お祝いにピッタリな華やかなドレスや派手めなアクセサリーで着飾ったり、
目上の方との食事の席で、目立ちすぎず清潔感のあるきちんとしたスーツを着てみたり。

結婚前は20代前半で、キレイに見せたい年頃だったのかも…というのもあるけれど、
それって「自分が恥ずかしくないように」で、結局「自分のため」でした。

ばあばの考えるTPOは、
一緒に過ごす方のために、ふさわしい服装をしなくっちゃ!」

例えば、目上の方と一緒に行動する時に、自分の方が格式の高い着物を着ていたら、その方に居心地の悪い思いをさせてしまうかもしれないから、通常よりも少し控えめな着物にする。
例えば、男兄弟二人を育てる母だったばあばは、家でくつろぐ場合でも、家で唯一の「女性」として、必ずスカートを履く。
例えば、お年を召した方と一緒の時は、いつでも手を貸したり荷物を持ったりしてその方のために働けるように、ローヒールを履くなどアクティブな服装をする。

ばあばと過ごしていくうちに、そういうばあばの服装選びが分かってきて、もう目からウロコが落ちまくりでした。
私は背が高いから、ヒールの高さくらいは一緒に歩く相手に合わせて選んできたけれど、服装は自分が好きなものを着てたなぁって、反省しました。私ってば、なんて自分勝手な人間なんだろう!

ばあばに教わることは、まだまだたくさんありそうです