2023GWは久しぶりに旅行に行く方がたくさんいたようですが、ウチは遠出はなし。
とはいえ、インプットもリフレッシュも多い日々を過ごしました。そのうちの一つが、ミュシャ展。
まさか八王子でこんなにたくさんのミュシャが見られる時が来るとは…。
夢美術館は甲州街道沿いのビルのワンフロアを使ったギャラリーで、都心の美術館のような広大さはありません。こぢんまりしたところなんですが…今回の展示は一味違いました。
なんと、200点を越える展示作品数…!
ミュシャがポスター作家として人気を博すキッカケとなった、「ジスモンダ」を含むパリ時代の作品…。そして祖国の平和を願った「スラブ叙事詩」を描いた晩年の作品…。彼の人生に沿って、様々な作品群が網羅されていました…!
たくさんのリトグラフの中には、本人の手が感じられる習作(クレヨンで描かれている!)もありました。その習作が、最終的にどんな作品として仕上がったのか、最終形のリトグラフと並んで展示されていて、見比べて楽しみました。
そして、彼が次世代の画家教育のために作った手引き「装飾資料集」も、全てのページを額に入れて並べて展示してあったり…。女性と植物のモチーフが多いミュシャの作品ですが、動物や虫などもあったりして、私にはとっても新鮮!
5年以上前に、六本木の国立新美術館で開催されたミュシャ展は、スラブ叙事詩の展示が目玉でした。あの展覧会も凄かったけれど、今回は、ほとんど1人の日本人コレクターが集めたものというから驚き!
六本木では展示されていなかったリトグラフもあり、額装も違うと印象が違って見えるのも楽しかった…!あの時には味わえなかった感動も。とても見応えのある展覧会でした!
しかも、最近の美術館ではよくあるけれど、フラッシュ無しでの写真撮影が可能…!大好きな作品をいくつか撮影して帰ってきました。
会期は6/4まで。終わる前にもう一度、見に行けたらいいな。