京都・亀廣永 したたり

投稿日 : 2013年7月22日

夏にピッタリの涼やかな和菓子。

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京都・亀廣永の
「したたり」を頂きました。
美しい琥珀色に、思わず
うっとりしてしまいます。

しっかりとした食感の寒天。
香り高い黒糖のお味。

能の演目の中で、
菊の露の「滴り(したたり)」を飲んで
七百歳の長寿を保ったという話があり、
それにあやかって
菊水鉾という祇園祭の山鉾が
作られたんだそうです。

祇園祭はそもそも
疫病退散の願いを込めたお祭りなのだとか。

菊水鉾の会所で催される
お茶会用に作られたお菓子が
「したたり」なのですって。

へぇ〜、私も今日初めて詳しく知りました(笑)

祇園祭の時期にしか食べられなかったのですが、
あまりにも用命が多いから、
通年で扱うようになったと聞きました。

東京でも買えるかどうかはわかりません。

どちらにしろ、
献上される祇園祭の時期に食べると
ありがたみが増しますね。

「したたり」にあやかって、
夏バテなんてふっとばしちゃいましょ!