夏にピッタリの涼やかな和菓子。
京都・亀廣永の
「したたり」を頂きました。
美しい琥珀色に、思わず
うっとりしてしまいます。
しっかりとした食感の寒天。
香り高い黒糖のお味。
能の演目の中で、
菊の露の「滴り(したたり)」を飲んで
七百歳の長寿を保ったという話があり、
それにあやかって
菊水鉾という祇園祭の山鉾が
作られたんだそうです。
祇園祭はそもそも
疫病退散の願いを込めたお祭りなのだとか。
菊水鉾の会所で催される
お茶会用に作られたお菓子が
「したたり」なのですって。
へぇ〜、私も今日初めて詳しく知りました(笑)
祇園祭の時期にしか食べられなかったのですが、
あまりにも用命が多いから、
通年で扱うようになったと聞きました。
東京でも買えるかどうかはわかりません。
どちらにしろ、
献上される祇園祭の時期に食べると
ありがたみが増しますね。
「したたり」にあやかって、
夏バテなんてふっとばしちゃいましょ!